東京都武蔵野市吉祥寺 一級建築士事務所 久間建築設計事務所

家づくりへの取り組み姿勢

久間建築設計事務所
家づくりへの取り組み姿勢

1. 設計にあたっての考え方

住まいは基本的に住み手がつくるものと考えています。そしてその空間・デザインには住み手の個性が表出されるべきと思います。一方で、街を構成する住宅建築は、社会的な影響も大きく、街並や景観を意識する必要もあります。住み手の個性を表出しつつ、街並になじむ家が設計できればといつも思っています。
家は完成品だけでなく、設計を積み上げる過程やできてからの維持管理も大切です。家づくりは夢の実現であり、その過程はご家族のコミュニケーション醸成のよき機会でもあります。ひとつひとつ条件を詰めていく内に今まで漠然としていたご自身やご家族の生活や将来に対する考えが整理できるものです。建築家は、住まいの専門家として住み手がイメージを広げ、様々な可能性をひきだすためのサポート役と考えています。これまでも家族間の調整や、将来の展望、完成後の使い方まで幅広くサポートさせていただきました。

2. 増改築・リフォームについて

最近、新築に加えて増改築・リフォームの設計機会が増えています。建物は新築時だけでなく、その後の長く続く利用、活用時の付き合い方が大切で、良いものを長くうまく使う考え方を重視したいと考えています。戸建て住宅の増改築、マンションのスケルトンリフォームなど、物理的耐久性を保持、補強しつつ、使う人々のライフサイクルに合わせて、住み手、利用者の思いや歴史を大切に継承しながら、新たなニーズを加えてデザインを工夫します。

3. 家づくりをお考えの方へのメッセージ

設計ではコミュニケーションが最も大切です。そのために専門家の立場から可能な限りご説明をするよう心掛けています。通常複数の御提案をし、考えられる可能性をすべて探ります。良い点ばかりでなく不都合な点も十分検証し、納得される決定が大切と思います。インターネット・TV・雑誌等で多くの情報が氾濫する今日、情報の的確な選択は欠かせません。専門家として客観的な立場から丁寧に疑問にお答えし、情報整理をお手伝いいたします。ご家族皆様が満足できる自己決定のいえづくりを目指しませんか。

4. 自己紹介

建築の設計をして40年あまりになります。この間多くの方々に支えられ、お世話になった全ての方々には心から感謝しています。クライアントの方々とは、設計の打ち合わせ等を通じて様々なライフスタイル、ものの考え方を教えていただき設計への視野を広げました。現場の職人さんやメーカーの担当者の方々にはモノつくりの実体や仕組み、成り立ちを実体験で学びました。奥の深い分野で未だに勉強させられることばかりです。とりわけ住宅設計は奥が深く興味の尽きない課題で、新しい依頼を受けるたびに力がはいります。
設計には「体力」、「気力」、「知力」の順で必要だ、などとよくいわれます。地域のまちづくり活動にも関わり、街を見たり歩いたりするのが好きです。できるだけ体力を保ち、気力が充実するよう、時間があれば身体を動かし、まち歩きをしています。