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地域

   

 

「場」は環境条件として建物の特徴を引き出す最初の手がかりです。 敷地を訪れた瞬間アイデアが生まれることも多いものです。また一般的に負の条件と思われる場の条件がかえって斬新な個性を創出することもよくあります 。    

 

 

20世紀に脚光を浴びた国際様式等に魅かれたこともありましたが、究極やはり建物は地域の特性を活かし地域になじんであるべきだと思っています。地元では地域に根ざしたまちや建築の実現をめざし、コミュニティアーキテクトとしての活動も続けます。

k おもうコト
 

自然

 

時間

 

小学生の頃、国語のテストで「自然」の反対語を問う問題の解答に「不自然」と答え×にされました。 正解は「人工」だそうですがその答えにずっと反発し違和感を覚えていました。人類または日本人の自然に対する考え方を問われる今、改めて思い出します。

 

建物の生命は、新築の完成で終わりではありません。企画・設計から竣工まではその序章であり、完成後に長い使用期間の時間があります。 モノは劣化し設備は痛んでいきますがそれらと上手につきあいながら、使用者や住まい手の年輪が刻まれ時の重みを感じられる建物が理想と思います。

 

建物には使う「ひと」、住む「ひと」の個性が表出されるべきです。自分たち固有の個性あふれる空間は体験するひとを元気に、精神をけんこうにします。住宅のような個別の設計においても、また大規模建築の設計や街づくりのような関わる人々が多岐にわたる場合でも、できる限り深く広く関係者とコミュニュケーションを図り、ひとの個性を引き出す設計をしたいと思っています。

 

 

 

設計の現場では木が好きだ、木の感触がよいという話はよくあります。 このときの「木」はwoodとしての自然な素材感だと思います。木は腐り変色もしやすく、活用には十分な認識と対策、覚悟が必要です。それでも何となく木の風合いはいいなと思ってしまい、その変化を楽しみながら特性を理解し使いこなしたくなる魅力ある素材です。

 
構造材として鉄の骨組状態が最もきれいで大好きです。鉄骨建て方の現場立会いはいつもわくわくし感動します。鉄は今も私の中で人類の技術力・未来への夢を感じ、実際に様々な空間表現を実現してくれる魅力的な素材です。
 
光はモノが見える根源です。景観や建物の美しさを論じるとき、自ずと光の存在を意識しています。北国の建物やまちが美しいのは壁が地面より明るいからだといわれています。夜間照明が美しいまちでは人も美しく見えます。設計では昼間・夜間の光のあたり方、入り方等に徹底してこだわっています。
 

 

 

設計教育のはじめに線の引き方を訓練します。昨今CADによる作図が当たり前になり、手書きの線による職人的な表現がほとんどなくなってきたのは残念です。肉筆による図やスケッチの「線」は建築家の思いを伝え強く訴える力を持ちます。できるだけ手書きの線で表現することを私自身心掛け、スタッフにも伝えています。
 

学生時代、ゲシュタルト心理学に接して全体性や構造を重視することに関心がありました。今は、建築設計でもまちづくりでも「全体と部分の関係」にこだわっています。はじめに全体のすがた形ありきという考えは持ちません。 環境や機能・性能等の要素、部分条件の統合から自然に生み出されるものが形となることが理想に思います。

 
文章に使うとき、いつも「造る」「創る」「つくる」を微妙に使い分けています。辞書的な意味はさておき私の中では、大きな目標として新たに「創る」ために、しっかりモノを「造って」いきたいと思います。
 


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